一般的に「マッチョ」と呼ばれる体型は、大きく分けて二種類に分類されます。

筋肉モリモリ、見るからにがっしりとした体躯の「ゴリマッチョ」と、すらりとした細身でありながら、脱いだらスゴイ「細マッチョ」です。

今回は、この「ゴリマッチョ」「細マッチョ」体型とはどんなものか、具体的にどう違うのかについて説明したいと思います。

ゴリマッチョと呼ばれる体型の特徴

・服を着ていても、筋肉質であることがわかる

・腕や足回りが太く、筋肉が浮き出ている

・全体的に太めだが、筋肉が多いのでブヨブヨした身体ではない

総じて、筋肉隆々でゴリラのように逞しい体型の方が「ゴリマッチョ」と呼ばれます。ボディービルダーやレスラー、アメリカンフットボールの選手等を思い浮かべてみると、ゴリマッチョがどんな体型であるのかイメージしやすいのではないでしょうか。

細マッチョと呼ばれる体型の特徴

・服の上からは筋肉質であることがわかりにくい

・筋肉は適度に付いているが、全体的にスマート

・腹筋が割れている等、皮下脂肪が低めの傾向がある

すらりと均整のとれた体型でありながら、しっかりと筋肉がついている体型の方が「細マッチョ」と呼ばれます。サッカーやテニス選手等に多い傾向です。

体脂肪率とマッチョの関連性について

太マッチョと細マッチョの違いとして、身体の見た目が太いか細いかについて取り上げましたが、そこで気になるのが体脂肪率。有名アスリートの中で、それぞれ太マッチョと細マッチョに該当する選手の体脂肪率を調べてみました。

なお、この数値は公式発表に噂レベルに過ぎないデータもありますので、あくまで参考レベルに留めていただければ幸いです。

■太マッチョ
・陸上(ハンマー投げ)
室伏広治選手 3%

・格闘家
ボブ・サップ選手 12%

・プロ野球
糸井嘉男選手 8%

■細マッチョ
・プロ野球
イチロー選手 6.9%

・サッカー
酒井高徳選手 11%

・テニス
錦織圭選手 6%

成人男性(20~40歳)が「痩せ体型」と判定される体脂肪率の基準値は10%までとされています。有名なアスリートの体脂肪率を調べてみたところ、このような結果でした。

競技にもよりますが、この他の有名アスリートも、だいたい6~12%前後という方が多いです。こうして見ると、一般的に太マッチョと呼ばれる選手でも、体脂肪率はさほど高くないことがおわかりいただけたかと思います。

では、太マッチョと細マッチョの違いは見た目以外のどこにあるのでしょうか? その答えは、遅筋と速筋にあるのです。

遅筋と速筋とは何か

筋肉は、遅筋・速筋と呼ばれる二種類の筋繊維で構成されています。部位によって量に差はありますが、遅筋だけ・速筋だけの筋肉はありません。

そして、遅筋と速筋にはそれぞれ得意分野があります。

1.遅筋

別名インナーマッスルとも呼ばれるこの筋繊維は、生活を送る上で用いられる筋肉です。

全身の筋肉の70~80%を占めており、身体を動かす上で重要な役割を果たしています。マラソンや遠泳等の持久力を必要とする競技に向いた筋肉でもあります。

普通の筋トレでは育ちにくく、有酸素運動を組み込むのが効果的です。遅筋を鍛えることで、エネルギーを生産・消費しやすくなっていくという特徴があります。

また、脂質をエネルギーとして用いる傾向があるため、遅筋を鍛えることで内臓脂肪を効果的に減らすことができます。そのため、遅筋を鍛えるとスリムな細マッチョ体型になってゆきます。

2.速筋

モノを持ち上げる、走る等、瞬間的な力を発揮する時に使われる筋肉です。

筋肉に高い負荷をかけることで筋肥大を促す筋トレは、基本的にこの速筋を鍛えています。遅筋とは逆に肥大化しやすく、トレーニングで鍛えると、筋肉モリモリ、がっしりしたゴリマッチョになってゆきます。

糖質をエネルギーとして利用するのも特徴で、ゴリマッチョと呼ばれる方々に脂肪がついているように見えるのは、運動により脂肪ではなく糖質が消費されるため、内臓脂肪が残りやすい傾向にあるからだと考えられています。

つまり、

ゴリマッチョとは「速筋を中心に鍛えている人」

細マッチョとは「遅筋を中心に鍛えている人」

このように言い換えても良いかもしれません。

まとめ

いかがでしたか?

ゴリマッチョと細マッチョがどんな体型か、具体的にどう違うのかについて、ご理解いただけましたでしょうか?